YouTubeを使っていると、興味のないチャンネルや不快に感じる動画がおすすめやホーム画面に表示されてしまうことがあります。そんな時に便利なのが、YouTubeの「非表示」や「興味なし」機能です。この記事では、見たくないチャンネルの非表示方法と、後から非表示設定を解除する方法について詳しく解説します。
また、YouTubeのおすすめアルゴリズムや設定の仕組みも知っておくことで、より快適な視聴環境を整えることができます。この記事を参考に、あなたにとって不要な情報から解放されたYouTube体験を手に入れましょう。
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見たくないチャンネルを非表示にする方法
1. 動画単位で「興味なし」を設定する
YouTubeでは、特定の動画が表示されたときに「この動画には興味がない」と伝えることで、自分の好みに合ったコンテンツを絞り込むことができます。これはアルゴリズムに対して視聴者の意思を反映させる手段の一つです。動画単位で設定することで、徐々に表示される動画の内容をカスタマイズしていくことが可能になります。
操作手順:
- ホーム画面やおすすめ欄、関連動画などに表示された任意の動画の右上にある「︙」アイコン(縦の三点リーダー)をタップします。
- 表示されるメニューから「興味なし」を選択します。これにより、その動画に対する関心がないことをYouTubeに伝えることができます。
- さらに表示されるポップアップに「このチャンネルをおすすめに表示しない」という選択肢がある場合、それをタップすることで、チャンネル単位で非表示に設定できます。これにより、同じチャンネルからの他の動画もおすすめ欄や関連動画として出にくくなります。
この操作を行うことで、表示された動画やそのチャンネルが今後のおすすめや関連動画として表示される頻度が大幅に減少します。完全に排除されるわけではありませんが、自分の視聴傾向に基づいたアルゴリズムが修正され、より自分に合ったコンテンツが表示されるようになります。
また、複数の動画で「興味なし」を繰り返すことにより、アルゴリズムの学習が加速し、不快な動画や興味のないジャンルが表示される機会を大きく減らすことが可能です。特定のジャンル、テーマ、チャンネルを意識的に避けることで、より快適なYouTubeライフを実現できます。
2. チャンネルの通知をオフにする
登録しているチャンネルであっても、通知をオフにすることで煩わしさを軽減できます。通知を受け取ることで、興味のない動画に誘導されたり、時間を無駄にしたと感じたりすることもあるため、自分の関心のある情報だけを受け取りたい人にとっては有効な方法です。
操作手順:
- YouTubeアプリまたはブラウザから、対象チャンネルのページを開きます。ログインしているGoogleアカウントに基づいて表示内容が変わるので、必ず確認しましょう。
- 「登録済み」ボタンの隣にあるベルマーク(通知)をタップします。ベルアイコンは通知設定の変更を行うためのもので、タップすることで通知レベルの選択肢が表示されます。
- 「すべて」「カスタマイズ」「なし」の3つから選べるメニューが表示されるので、「なし」を選択すると、新着動画の通知が届かなくなります。
通知が届かないようにすることで、アプリやブラウザに表示されるポップアップやメール通知などの煩わしさを防ぐことができます。また、通知がないことで意図的にYouTubeを開かない限りは、そのチャンネルの存在が目に入ることも少なくなります。
これは完全な非表示とは異なりますが、視聴の誘導を防ぐ一つの方法です。特に、何となく動画をクリックしてしまう癖がある方や、時間管理を重視している方にはおすすめの機能です。通知設定を見直すだけで、YouTubeの使用感が大きく変わることもありますので、一度試してみる価値はあるでしょう。
3. ブラウザの拡張機能を活用する
YouTubeの標準機能では、完全に特定のチャンネルを非表示にすることは難しいという制限があります。特に、スマートフォンアプリやテレビアプリでは、アルゴリズムに基づいたおすすめ表示を制御しづらい場面が多いです。しかし、PCブラウザを利用しているユーザーにとっては、拡張機能(エクステンション)を活用することで、より柔軟なコントロールが可能になります。
「Video Blocker」などの拡張機能は、指定したキーワードやチャンネル名に基づいて、特定の動画やチャンネルを画面上に表示しないように設定することができます。この方法を使えば、見たくないチャンネルの動画が検索結果やおすすめ一覧、関連動画などから一切表示されないようにすることも可能です。
例:Video Blocker(Google Chrome)
- 拡張機能「Video Blocker」をChromeウェブストアからインストールします。
- 拡張機能のアイコンをクリックし、「Add」を選択してブロックしたいチャンネル名やキーワードを入力。
- 指定したチャンネルに関連する動画が、今後YouTubeの画面上に表示されなくなります。特定のチャンネル名だけでなく、部分一致するキーワードでの設定も可能なため、より幅広いフィルタリングができます。
- 設定は随時変更可能であり、ブロックリストに追加・削除も簡単に行えます。
このような拡張機能は、他にも「BlockTube」や「uBlock Origin」といった高度なカスタマイズができるものもあり、ユーザーの好みに応じて選ぶことができます。例えば、「uBlock Origin」を使えば、CSSを駆使して特定の要素を非表示にすることも可能です。
※ ただし、これらの設定はあくまでブラウザ(主にChromeやFirefoxなど)の環境に限定されるため、スマートフォンアプリやタブレット、YouTubeアプリには適用されません。複数の端末を利用している場合は、各環境に応じた対策を組み合わせることが必要です。
この方法は、ブラウザでYouTubeを利用する頻度が高いユーザーにとっては非常に有効であり、より強力な「非表示」機能を求める方にとっては大きな助けとなるでしょう。
非表示にしたチャンネルを解除する方法
一度「非表示」や「興味なし」に設定したチャンネルでも、後から変更したくなることがあります。その場合の手順も紹介します。
1. YouTubeのマイアクティビティで設定を見直す
Googleアカウントに紐づいたアクティビティから、過去のフィードバックを確認・削除することができます。
操作手順:
- ウェブブラウザでGoogleにログインした状態で、YouTubeマイアクティビティにアクセス。
- 左側メニューの「その他のGoogleアクティビティ」→「YouTubeの『興味なし』フィードバックの管理」をクリック。
- 表示されたリストから、削除したいチャンネルや動画の項目の右側にある「×」をクリックして解除します。
この操作により、「興味なし」の設定が取り消され、再びそのチャンネルが表示されるようになります。
2. 動画を視聴してアルゴリズムを再調整
YouTubeのおすすめは視聴履歴や検索履歴に基づいてアルゴリズムが決定されています。一度「興味なし」にしたチャンネルでも、改めてその動画を視聴したり、関連動画を多く見たりすると、「興味がある」と判断され、再表示されることがあります。
この方法は明示的な解除ではありませんが、アルゴリズムを再構築する形で間接的に非表示設定を上書きできます。
完全非表示ができない理由とその限界
YouTubeでは、ユーザーが自由に動画を検索・閲覧できるように設計されており、原則として「チャンネルの完全なブロック」は提供されていません。たとえば、検索結果や関連動画の中には、過去に「興味なし」に設定したチャンネルの動画が再び登場することもあります。これは、YouTubeのアルゴリズムが過去の視聴履歴やトレンド情報など多くの要素を総合的に判断しておすすめを生成しているためです。
つまり、YouTube側が提供する制限機能は、あくまで「おすすめに出さない」「通知を切る」といったユーザー体験の一部を調整するための手段にとどまり、強制的にチャンネルを完全に排除するものではありません。
また、Googleのポリシー上、言論の自由やアルゴリズムによる公平な表示の理念を重視しているため、ユーザーの意志だけでコンテンツを完全にシャットアウトする機能は設けられていない可能性が高いと考えられます。これにより、YouTubeはあらゆる立場の情報に触れる機会を提供しようという方向性を維持しているといえるでしょう。
しかし、自分にとって不要・不快と感じるチャンネルやジャンルを避けたいときには、今回紹介したような「興味なし」「通知オフ」「拡張機能」などを併用することで、一定のフィルタリングは実現可能です。これらの設定を活用し、自分の好みに合った動画コンテンツだけを効率よく楽しめる環境を作ることができます。
繰り返しになりますが、完全にチャンネルを非表示にすることは難しくても、視聴体験を最適化するための工夫次第で、かなり快適な閲覧環境に近づけることができるでしょう。自分の視聴傾向を把握し、定期的に設定を見直すことが、YouTubeをストレスなく楽しむための鍵となります。
注意点と補足情報
- 非表示や興味なしの設定は端末ではなくアカウント単位で適用されます。複数の端末で同じGoogleアカウントを使用していれば、これらの設定はすべてのデバイスに自動的に同期されます。そのため、スマートフォンで設定した内容がPCブラウザでも反映されるなど、一貫した体験が可能です。
- 非表示にしても完全削除ではないため、検索すれば当該チャンネルや動画は引き続き表示されます。また、共有リンクを受け取ったり、コメント欄から遷移した場合など、一部の動線からはアクセスできてしまうことがあります。あくまで「おすすめ」などのアルゴリズム表示を対象とした調整であることを理解しておくことが大切です。
- アルゴリズムは常に変動しているため、過去に「興味なし」と判断されたチャンネルでも、ユーザーの行動やトレンドの変化に応じて、再び表示される可能性があります。たとえば、同じジャンルの別チャンネルを多く視聴していた場合、関連性があると判断されて、非表示にしたチャンネルの動画が表示されることもあります。
- 動画のサムネイルやタイトルだけで判断しないよう注意。うっかりクリックしてしまった場合でも、その1回の行動が「関心あり」と判断される可能性があり、以降のおすすめ表示に大きな影響を与えることがあります。特に、クリックベイト的なサムネイルには注意が必要です。クリック前に、チャンネル名や動画の説明文を確認する習慣をつけることが、意図しないおすすめ表示の回避につながります。
- アルゴリズムへの影響は累積されるため、「興味なし」の設定を複数回行うこと、視聴時間の短縮や即時離脱などの行動を重ねることが、YouTubeの推奨傾向に影響を与える重要な要素となります。こうした細かな行動が、ユーザーにとって快適な視聴環境づくりに直結します。
まとめ
YouTubeでは、見たくないチャンネルや動画を「興味なし」「通知オフ」「拡張機能」などを使ってある程度排除することができます。完全に非表示にはできないものの、うまく工夫すれば自分にとって快適な視聴環境を整えることが可能です。
非表示設定を解除したい場合も、Googleアカウントのマイアクティビティから操作できます。定期的に設定を見直すことで、アルゴリズムとの付き合い方をより賢くコントロールしていきましょう。
不要なストレスを避け、より有益な動画との出会いを楽しめるYouTube活用を目指してください。