冷え込む季節に温かいグラタンは最高のごちそうですが、時間が経って冷めてしまうと、もう一度焼き立てのように楽しむのは難しいと感じることがあります。
特に家族の帰宅時間がバラバラだと、誰もが熱々のグラタンを味わいたいですよね。
ここでは、冷めたグラタンを美味しく温め直す方法と保存方法についてお伝えします。
冷めたグラタン、電子レンジ・オーブンでの温め直しは可能?
寒い時期に作るホームメイドグラタンは、家族の心も体も温めてくれる一品。
しかし、時間が経過してしまい冷めてしまったグラタンを、どのようにして再び美味しく温めるかは悩ましい問題です。
電子レンジでの温め直しが最初に思い浮かぶかもしれませんが、直接レンジで温めるとグラタンが柔らかくなりすぎてしまうことがあります。
ここでの秘訣は、「電子レンジとオーブントースターの組み合わせ」を利用することです。
まず、電子レンジで内部までしっかりと温めた後、オーブントースターで短時間焼くことで、表面をカリッとさせることができます。
この二段階の温め方で、焼き立てのようなグラタンを再現できます。
冷えたグラタンのおいしい温め直し方と時間
冷えてしまったグラタンを電子レンジで再加熱する際は、オート機能を活用することで、効率的に温めることが可能です。
ただし、グラタンの量や使用する容器のサイズにより、加熱時間は変わるため、具体的な時間を一概には言えません。
ラップをかけた状態で、数分から10分程度を目安に、中の具材が温まるまで加熱します。
さらに、電子レンジで温めた後、オーブントースターで表面に焦げ目をつけることで、食感を良くし、より美味しく仕上げることができます。
この工程で、追加のチーズ、バター、またはパン粉をトッピングし、オーブントースターで約3~5分焼きます。チーズやバターが溶け、パン粉が焼き色を帯びたら完成です。
この方法で温め直すと、グラタンの表面はオーブントースターによってサクッとし、まるで焼きたてのような仕上がりになります。
グラタンの焼き上がり後の保管方法
焼きたてのグラタンを残念ながらすぐに食べられない時、どのように保存すれば良いのかが問題になります。
ここでは、焼き上がったグラタンの適切な保管方法について紹介します。
冷凍保存が推奨されます。
以下がその手順です:
- 焼き上がったグラタンを冷まし、粗熱を取ります。再加熱時に考慮し、金属製ではない耐熱容器を使用すると良いでしょう。
- 耐熱容器に入ったグラタンをラップで密閉します。この際、空気をなるべく抜き取ることが重要です。ホワイトソースなどグラタンの成分は匂いを吸収しやすいため、空気を抜くことで匂い移りを防ぎます。さらに、フリーザーバッグに入れるとより良いです。
冷凍後のグラタンは、具材によって異なりますが、おおむね2週間程度保存が可能です。
再加熱する際は、オーブントースターを使用すると良いでしょう。
電子レンジよりもパリッとした食感を保ち、焼き立てのような香りと食感が楽しめます。
グラタンが焦げそうになった場合は、表面をアルミホイルで覆って中までじっくりと温めることができます。
焼く前のグラタンについては、焼く直前の状態で準備し、2時間以内であれば常温での保管が可能です。
オーブンがなくても大丈夫!電子レンジで簡単に美味しいグラタンが作れる方法
多くの家庭にある電子レンジとトースターやグリルを活用することで、手間をかけずにグラタンを楽しめます。
電子レンジを使ったグラタンの作り方
- 野菜の下処理:
- 好みの野菜を適当な大きさに切り、少量の水を加えて600Wの電子レンジで4分ほど加熱します。
- マカロニの加熱:
- 野菜にマカロニを加え、さらに600Wで5分間加熱します。
- ソースの仕上げ:
- 加熱した野菜とマカロニにクリームシチューのルーや牛乳を加え、混ぜ合わせた後、ラップをせずに600Wで3分加熱します。
これでグラタンのベースが完成します。
後はこのベースを耐熱皿に移し、ピザ用チーズをたっぷりと乗せ、トースターやグリルで7~10分、表面がきれいに焼き色がつくまで焼きます。
電子レンジだけでこんなに簡単にグラタンの下準備が完了します。
面倒な野菜の茹で時間や、ホワイトソースを一から作る手間も省け、誰でも手軽に本格的なグラタンを楽しむことができます。
まとめ
グラタンは、子どもから大人まで愛される料理です。
いつでも焼きたてのような温かくて美味しいグラタンを味わいたいものです。
焼き上がったグラタンは、冷凍保存しておくことで、後からも美味しく楽しむことができます。
再加熱には電子レンジとオーブントースターを活用し、チーズがトロトロ、表面がサクサクの、出来立ての香り高いグラタンを再現してください。